イオンカードにおける仮カードとは、本カードが発行されるまで一時的に利用できるカードのことです。
即日発行が可能であるため、申し込んだ当日からイオンでお得に買い物することができたり、ポイントを貯めたりできます。
一方で、イオン加盟店以外のお店での買い物やキャッシングは、仮カードでは利用できません。
この記事では、イオンカードにおける仮カードの機能、申し込みから本カードが発行されるまでの流れなどを、図解を用いて分かりやすく解説していきます。
イオンカードの仮カードについて不明点がある方は、一読してみてください。
仮カードとは?
イオンカードはインターネット申し込みにより発行されます。
申し込みの際「店頭での受け取り」を選択し審査に通れば(審査時間は30分程度)、イオン加盟店の店頭で「即時発行カード」と呼ばれる仮カードを受け取ることができます。
仮カードは本カードの一部機能が制限されています。
本カードを発行するには2週間程度かかるため、今すぐポイントを貯めたり、割引サービスを受けたい人に向けて仮カードを発行しているのです。
そのため、本カードが届いたら仮カードは完全に用済みであるため、捨てても構いません。
仮カードは、本カードが届くまで、限られた機能の中で活用するものなのです。
仮カードと本カードの違い
仮カード | 本カード | |
イオン加盟店以外での カード支払い |
× | 〇 |
WAON(電子マネー) | × | 〇 |
限度額 | 10万円 | 10~100万円 |
キャッシングカード機能 | × | 〇 |
仮カードには「国際ブランド」「WAON」「キャッシングカード機能」が付いていません。
そのため、これらの機能を使うためには、本カードが届くのを待たなければなりません。
他の即日発行カードと比較すると、仮カードの利用用途は非常に狭いため、目的を叶えるためには申し込みから2週間後に届く本カードを待つ必要があるかもしれません。
イオン加盟店以外でのカード支払い
イオンカードの仮カードには国際ブランドが付いていません。
クレジットカードにおける国際ブランドの役割とは…
国際ブランドとは、クレジットカードに記載されている「VISA」「MasterCard」のこと。
例えば、自分がVISAカードを持っていれば、VISAの加盟店でカード支払いが可能です。
逆に仮にクレジット決済が可能な店舗でも、その店舗がVISAに加盟していなければ、VISAカードで支払いをすることができません。
そもそも、クレジットカードに国際ブランドが付いてない場合、店舗やショップでカード支払いはできないんです。『国際ブランドが付いてないカードは何の意味があるの?』
例えば、ポイントカードとクレジット機能が一体化したカードの場合、特定の店舗でのみカード支払いが可能になります。
要するに、国際ブランドを通すか通さないのか問題です。
国際ブランドを通せば、加盟店であれば海外でもカードを使うことができる。
一方で、国際ブランドを通さなければ、特定のごく限られた店舗でのみカードを使うことができるということです。
イオンカードの仮カードには国際ブランドが付いていないため、イオンマークのない店舗やネットショップでカード支払いをすることはできません。
仮カード「イオンマーク」のあるお店のみで使うことができます。
海外旅行のために急いでクレジットカードを作りたい方には、イオンカードはおすすめしません。
イオンカードの仮カードは国際ブランドが付いてないため、海外に持って行ってもカードで支払うことはできません。
海外で買い物ようにクレジットカードを作りたいのであれば、旅行の2週間前までに申し込みを済ませて、本カードが使えるようにしましょう。
本カードは「VISA」「MasterCard」「JCB」の中から国際ブランドを選べるため、海外でも各国際ブランドの加盟店でカード払いが可能です。
ちなみに、海外ではVISAの加盟店が多いので、VISAがおすすめです。
WAON
イオンカードは電子マネーである「WAON」と一体化していますが、仮カードにはWAONが付いていません。
ポイントを貯めることもできなければ、使うこともできないです。
限度額
通常、イオンカードの限度額は10~100万円です。
正社員として働いている方の場合、30~50万円に設定されることが多いでしょう。
一方で、仮カードの限度額は一律で最低額の10万円です。
イオンでしか利用できないため、10万円も使うことはないとは思いますが、仮カードで大金を使えないことは覚えておいてください。
キャッシングカード機能
イオンカードはキャッシングカードとしても使えるため、コンビニのATMや銀行で簡単にお金を借りることができます。
普段お金を借りない人でも、海外に行くとキャッシング機能を使う人は多いと思います。
仮カードではキャッシングカード機能は使えないため、お金を借りることはできません。
仮カードで出来ること・出来ないこと
本カードと比較すると、仮カードはかなり機能が制限されています。
しかし、イオンで使えば、カード支払いができる上にポイントも貯めることができます。
イオンカードで貯まるポイントは「ときめきポイント」と呼ばれており、多くの商品・電子マネー等と交換することができます。
イオンで買い物すれば、ポイント還元率は1%であるため、常に1%引きで買い物できるようなものです。
イオンでお得に買い物するのが目的であれば、仮カードの発行はとても意味のあることです。
一方で、クレジット機能や海外での利用を目的としてクレジットカードを作る場合、たとえ即日発行であっても、イオンカードの仮カードはおすすめできません。
上記の内容が目的の場合は、他の即日発行が可能なクレジットカードを選びましょう。
仮カードの発行(即日発行)が可能なイオンカード
イオンカードはたくさんの種類がありますが、即日発行が可能なイオンカードは「イオンカードセレクト」「イオンカード(WAON一体型)」の2種類です。
どちらもクレジット機能だけでなく、電子マネーである「WAON」として使うことができます。
両カードの主な違いは以下の通り。
イオンカード(WAON一体型) | イオンカードセレクト | |
機能 | ・クレジット機能 ・キャッシング機能 ・電子マネーWAON機能 |
・クレジット機能 ・キャッシング機能 ・電子マネーWAON機能 ・キャッシュカード機能 |
引落口座 | 指定無 | イオン銀行 |
WAONオートチャージ | ・ポイント付与無 ・クレジット利用分として請求 ・回数制限無 |
・ポイント付与有(還元率0.5%:200円につき1WAONポイント) ・イオン銀行口座から即時引落 ・1日1回のみ |
特典 | ・公共料金の支払い1件につき5WAONポイント ・イオン銀行を給与振込口座にすることで、10WAONポイント ・ゴールドカードへの優待 |
|
入会キャンペーン | ・入会時:1000ポイント ・アプリ登録:500ポイント ・翌々月までのクレジット利用額2万円以上:1000ポイント ・翌々月までのクレジット利用額4万円以上:2500ポイント |
・入会時:1000ポイント ・アプリ登録:500ポイント ・翌々月までのクレジット利用額2万円以上:2000ポイント ・翌々月までのクレジット利用額4万円以上:4500ポイント |
基本的にイオンカードセレクトの方が優れています。
しかし、イオンカードセレクトは発行と同時にイオン銀行口座が開設されるため、銀行口座を増やしたくない方は、イオンカード(WAON一体型)をおすすめします。
両カードの違いをさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

⇒イオンカードセレクトの公式サイトはこちら
⇒イオンカード(WAON一体型)の公式サイトはこちら
イオンカードの審査基準
イオンカードのような店舗に基づいたクレジットカードは、お客さんが自分のお店でたくさん買い物をすることを狙って、カードを発行しています。
イオンカードの場合、お客さんにたくさんイオンで買い物をして欲しいから
『イオンではポイント2倍!』
といった、特別なキャンペーンを提供しているのです。
お金を確実に持っている会員を厳選するというよりは、誰でも良いから会員を増やしまくって、とにかくイオンで買い物してもらうことが目的です。
イオンは総合スーパーであるため、ほぼ全ての年齢層・所得層が対象であり、特に「主婦層」はメインターゲットです。
一般的に、安定した収入のないフリーター、主婦、学生はクレジットカードの審査に通りづらいですが、イオンカードでは審査に通る可能性があるでしょう。
ただし、クレカ支払い・ローンの滞納経験があったり、他のクレジットカードと同時に申し込んだりしていると、審査に落ちることがあります。
イオンカードのような大衆向けカードに落ちる場合、信用情報がかなり深刻な状況です。
カードの発行はひとまず我慢して、クリーンな信用情報を作ることを優先したほうが良いと思います。
審査後に仮カードが発行される
イオンカードはインターネットで申し込みを行い、30分程度たてば審査が終わります。
審査後、指定のメールアドレスに審査結果のお知らせメールが届き、審査に合格していればイオン店頭にて仮カードの受取が可能になります。
そのため、仮カードの発行が許された方は、確実に審査に合格しています。
安心して本カードが届くのを待ってください。
申し込みから本カードが届くまでの流れ
- インターネット申し込み
- 審査結果が指定されたメールアドレスに届く
- 審査に合格していた場合、イオン店頭にて仮カードの受取
- 申し込みから約2週間後、自宅に本カード郵送
即日発行するための注意点は「時間」です。
仮カード発行の受付時間は10:00~18:00であるため、申し込み当日に仮カードを受け取るためには、最低でも18:00には審査が終わっていなければなりません。
審査自体は30分程度で終わるため、17:00までに申し込みが終われば十分でしょう。
また、店頭で受取るためには、本人確認書類の準備が必要です。
・運転経歴証明書
・写真付き住民基本台帳カード
・日本国政府発行パスポート
イオンカードセレクトは運転免許証がないと、店頭で受け取ることができないので注意しましょう。
仮カード発行の期限は申し込みから1週間なので、忘れないようにしてください。