クレジットカードはステータス別に以下の4種類に大別されます。
- 一般カード
- ゴールドカード
- プラチナカード
- ブラックカード
この内、ブラックカードは最高ステータスに値します。
よって、持っているだけで経済力の証となり、付帯するサービスもプラチナ以下のカードとは一線を画します。
しかし、年会費が非常に高いため、そのお金を支払うだけのメリットがあるかどうかを疑問に感じる方は多いでしょう。
当記事では、まずはブラックカードのコスパについて解説し、その後全6種のブラックカードについて特典・入手方法・難易度について解説します。
ブラックカードのメリット・コスパ
プラチナ以下のカードにはないブラックカードのメリットは以下の4点。
- 圧倒的な高ステータス
- 専用コンシェルジュ
- プラチナカード以上のホテル・グルメ優待
- 限度額が高い
圧倒的な高ステータス
ブラックカードの年会費は最も高いもので35万円かかります。
『たかがクレジットカードで高すぎるだろ』
と感じる方がほとんどと思いますが、この年会費の高さこそが経済力の証となります。
高級車・高級ブランド・高級時計・高級アクセサリーと同じ類です。
これらの商品は庶民では到底手が届かない金額のため、持っているだけでお金持ちであることをアピールできるのです。
例として以下の場でブラックカードのステータス性を味わうことができます。
- お金持ちの集まり
- ビジネス
- 海外
- キャバクラの支払い
そもそもブラックカードの価値を知る人はそう多くありません。
そのため、普通の人の前でブラックカードを使っても
『かっこいいクレジットカード使ってるな…』
ぐらいにしか思われないでしょう。
しかし、高額所得者や見栄を重視する業界では、ブラックカードは一目置かれる存在です。
ビジネスの場においてブラックカードを持っていれば、経済力がある=ビジネスの相手として適すると判断してもらえるかもしれません。
また、ブラックカードが最上級ステータスであることは世界共通のため、初対面の外国人相手でも経済力を示すことができます。
最後に、夜の業界では高級系のものが大好きなので、ブラックカードは最高にもてはやされます。
ブラックカードの特典は豪華なものが多いですが、だからといって10万円以上の年会費を回収することは困難です。
よって、ブラックカードの作る価値があるかどうかは、ステータス性に価値を感じれるかどうかが焦点となります。
ここに価値を感じれない場合は、プラチナ以下のカードで十分です。


専用コンシェルジュ
コンシェルジュサービスとは秘書サービスのことで、専用デスクに電話すると以下の要求を受けてくれます。
- 国内・海外のホテル・チケットの手配
- 要望に合ったレストランの紹介・予約
- 海外旅行に必要となる現地情報
- 海外でのトラブル発生時の対処法相談
このサービスはプラチナカードから受けることができますが、ブラックカードになると自分専任の秘書が付きます。
よりプライベートに近いお願いも可能となるため、融通が利きやすくなります。
特に、高級レストランについての情報や高級ホテルの空室状況はネットでは知り得ない情報のため、コンシェルジュサービスは重宝します。
プラチナカード以上のホテル・グルメ優待
ホテル・グルメ優待自体はゴールド以上のカードには、当たり前に付帯しています。
しかし、カードのステータスが上がるにつれて、優待を受けられる店舗数、優待内容は良くなります。
ブラックカードは最高ステータスであるため、プラチナカードを超えた最高クラスの優待が受けられます。
限度額が高い
一般カードの限度額はどれほど高くても100万円程度です。
そのため、車・高級ブランド品などをクレジット一括払いで購入することはできません。
ブラックカードの場合、限度額が1000万円を超えるケースもあり、高額商品も一括で購入できます。
ブラックカード一覧
ブラックカードは以下の6種あります。
カード名 | 年会費(税別) |
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード | 350,000円 |
ダイナースクラブ プレミアムカード | 150,000円 |
スルガ Visa Infinite | 120,000円 |
Mastercard Black Card|ラグジュアリーカード | 100,000円 |
JCBザ・クラス | 50,000円 |
ポルシェカード | 20,000円 |
どれも年会費は高額ですが、『JCBザクラス』『ポルシェカード』は比較的作りやすいカードと言えます。
それでは、各カードの特典内容詳細、入手方法、入手目安などを解説していきます。
ただし、ブラックカードはその希少性・秘密性故、公表されていない情報が多いです。
よって、目安を知るぐらいの感覚で、以下の情報を参照して頂ければと思います。
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
ブラックカードの元祖であり、世界最高ステータスのクレジットカードです。
年会費は35万円と極めて高額であり、このカードの希少性を示しています。
一般的なプラスチックカードに加えて、重厚感のあるチタン製カードを発行できます。
他カードとは明らかに一線を画したデザインであり、ステータス性の高さをアピールできます。
入手方法
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードからインビテーションを受けると発行できます。
センチュリオンはネット申込不可ですが、プラチナはネット申込が可能です。
プラチナカードの審査はそれなりに厳しいため、まずはゴールドカードからスタートしてプラチナへのインビテーションを待つのも良いでしょう。
プラチナからセンチュリオンカードへのインビテーション条件は非公表ですが、他ブラックカードのように年収1000万円程度では厳しいようですね。
また、アメックス自体、本人属性よりもカード利用実績を重視する傾向があるため、アメックスプラチナカードを中心にカード利用を続けていれば、いずれ優待が来るかもしれません。
ダイナースクラブ プレミアムカード
国際ブランド『Diners』の最高ステータスカード。
AMEXセンチュリオンカードに次いでステータスが高いと言われてます。
海外でも普及しているカードのため、外国の方相手に経済力を示すことができます。
入手方法
他ブラックカード同様、自分から申し込んで発行することはできません。
当該カードの下位カードである『ダイナースクラブカード』からインビテーションを受けると発行できます。
インビテーション条件は不明ですが、やはり、ダイナースクラブを中心とした支払いが必要となるようです。
また、最低でも年収は1000万円を超えいていないと、インビテーションは届かないでしょう。
ただし、ネット上の口コミによると、アメックスセンチュリオンカードよりはかなりインビテーションが届きやすいようです。
スルガ Visa infinite
『Visa infinite』は、国際ブランド『VISA』の最高ステータスカード。
日本ではスルガ銀行が発行しているため、名前の先頭に『スルガ』が付いています。
『Visa infinite』の次にステータスが高いのが『VISA プラチナカード』ですが、こちらは三井住友銀行が発行しているため、名前は『三井住友VISAプラチナカード』です。
プラチナとブラックで発行会社が異なるという、非常に珍しいケースです。
年会費は12万円と高額であり希少であることは間違いないのですが、知名度が低いのが難点です。
入手方法
スルガ銀行の上顧客となることにより、銀行側から発行を推奨されます。
つまり、このカードを発行するためには、口座・ローンなどのスルガ銀行のサービスを利用しなければならないということです。
また、他ブラックカード同様、発行の可否は年収1000万円が目安となるようですね。
Mastercard Black Card|ラグジュアリーカード
国際ブランドである『Mastercard』のブラックカード。
通常はブラックカードが最上級ステータスなのですが、Mastercardの場合、最上級ステータスはゴールドカードです。
よって、このカードはMastercardにおいて、上から2番目にステータスが高いということになります。
また、券面は46もの特許技術を駆使したデザインとなっており、ステンレス・カーボン素材を使用しています。
入手方法
他ブラックカードとは異なり、ネット申込みが可能です。
また、下位カードである『Mastercard Titanium Card』からのインビテーションからも発行できます。
審査基準については、ブラックカードではありますが他カードでいうところのプラチナカード程度のステータスであるため、やや甘めと推定されます。
目安は年収700万円程度です。
ただし、インビテーションの場合、利用実績も考慮されるため、頻繁にカード利用していれば年収500万円程度でも発行できる可能性はあるかもしれません。
JCBザ・クラス
日本発足の国際ブランド『JCB』の最上級カード。
年会費は5万円と、他ブラックカードと比較すると良心的です。
JCBが外国であまり普及していないため、外国人相手ではステータス性をアピールできないのが難点です。
入手方法
下位カードであるJCBプラチナカードからのインビテーションを受けると発行できます。
発行可否の目安は、他ブラックカード同様、年収1000万円程度。
ポルシェカード
高級車ポルシェ保有者のみが手にできるブラックカード。
経済力の証というよりは、ポルシェ好きのためのカードというイメージですね。
また年会費も2万と低価格であり、どちらかというとプラチナカードに近いカードと言えます。
入手方法
ポルシェオーナーは販売店からの申込が可能です。
ただし、当然のことながらポルシェオーナーでも審査はあります。
審査基準は非公表ですが、ネット上の口コミを参考にすると、年収700万円程度は必要となるでしょう。