クレジットカードは大人が持つものと思われがちですが、大学生でも作ることは可能です。
ただし、クレジットカードには保有の可否を決定するための審査があります。
審査において『大学生OK』『大学生NG』かどうかは、クレジットカードの種類によって異なります。
そのため、大学生という立場でクレジットカードを作るためには、『大学生OK』のカードに申し込む必要があります。
この記事では、大学生に適したクレジットカードの選び方を紹介した後、節約系・ステータス系に分けておすすめカードを紹介します。
『そもそもクレジットカードって何?』という方は、以下の記事を参考にしてください。

大学生向けクレジットカードの選び方
以下2点を中心にカードを選ぶと、自分に合ったカードを作ることができます。
- 大学生の立場でも作れるカードを選ぶ
- 自分の目的に合ったカードを選ぶ
大学生の立場でも作れるカードを選ぶ
クレジットカードを作れるかどうかは審査に合格できるかどうかが全てです。
大学生でも高確率で審査に合格できるクレジットカードの特徴は以下の通り。
- 学生を対象としている
- 若年層を対象としている
上記カードは若者の利用者を増やすことを目的としているため、大学生でも審査に合格できる可能性が高いです。
逆に上記カード以外は、審査において大学生をプラス評価しているかが判断できないため、申込んでみないと合格不合格は分かりません。
出来るだけ早くクレジットカードを作りたい方は、学生向けカードを選ぶと良いでしょう。
ちなみに、学生向けカードと聞くと、通常カードよりも機能的に劣っているように感じるかもしれませんが、全くそんなことはないので安心してください。
学生向けカードにも、通常のクレジットカードに付帯している機能は全て備わっています。
むしろ、ポイント優遇・年会費無料など学生ならではの特典が付帯したカードが多く、大学生の方が得なケースも多いです。
自分の目的に合ったカードを選ぶ
大学生がクレジットカードを利用するメリットは以下の通り。
- 買い物でポイントが貯まる
- 通販の決済が楽
- なんとなくカッコいい
- 海外で使える(現地通貨が必要ない)
- 自分の貯金以上の買い物ができる
この内、選ぶクレジットカードによって差が出るのは「買い物でポイントが貯まる」「なんとなくカッコいい」です。
逆に「通販の決済が楽」「海外で使える」「自分の貯金以上の買い物ができる」という点に関しては、クレジットカード自体の機能についてなので、どのカードを選んでも問題ありません。
海外利用に適したクレジットカードについては以下の記事で解説しているので、海外留学・旅行を機にカードを作る予定の方は、参考にしてみてください。

ポイントがたくさん貯まるカードが欲しい方は、還元率が高いカードを選ぶと良いです。

還元率とは、カード利用額に対して、獲得可能なポイント数を金額に換算した際の割合です。
例えば、100円カード払いして1円分のポイントを獲得したら、「1÷100=0.01」となり還元率は1%です。
また、カッコいいカードが欲しい方は、高ステータスカードをおすすめします。
これらのカードは経済力の証となる上に、単純に見た目がカッコいいため、おしゃれ感覚で持つことができます。
当記事では、学生向けカードを、節約系、ステータス系に分けて紹介するので、カード選びの参考にしてみてください。
節約に適した学生向けクレジットカード
節約に適したクレジットカードの条件は以下の通り。
- 年会費が低い
- 還元率が高い
還元率が高いことは当たり前ですが、それと同じくらい年会費が低いことも重要です。
例えば、1,000円分のポイントを貯められたとしても、年会費が10,000円だったら節約どころか損することになります。
節約を重視してクレジットカードを作る方は、年会費・還元率の2点に着目してクレジットカードを選びましょう。
以下に学生向けカードの年会費、還元率を一覧にしました。
カード名 | 年会費 | 還元率 |
JCB CARD W | 無料 | 1% |
三井住友VISAデビュープラスカード | 条件付無料 | 1% |
学生専用JALカード navi | 在学中無料 | 1% |
楽天カード アカデミー | 無料 | 1% |
JCB CARD EXTAGE | 無料 | 0.75% |
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード | 26歳まで無料 | 0.5% |
ANAカード〈学生用〉 | 在学中無料 | 0.5% |
学生専用ライフカード | 無料 | 0.5% |
MUFGイニシャルカード | 在学中無料 | 0.4% |
全カード年会費無料ですが、還元率に差があります。
還元率上位4カードについて、以下で詳しく解説していきます。
JCB CARD W
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還元率は1.0%であり、学生専用クレジットカードの中では最も高いです。
また、このカードの特徴としてポイント優遇店が多い点があります。
例として以下の店でポイント還元率がアップします。
- スターバックス:5.5倍
- セブンイレブン:2倍
- Amazon:2倍
- エネオス:2倍
上記店舗はどれも大学生の利用頻度が高く、当カードは大学生がポイントを貯めやすいカードと言えます。
学生がJCB CARD Wを利用する上での最大の注意点は、海外では利用できない店が多いことです。
国際ブランド『JCB』は日本発祥のため、日本観光客の多い台湾・香港を除けば、海外ではほとんど使えません。
そのため、海外留学・旅行目的でクレジットカードを作る方は、他カードを選ぶことをおすすめします。
国際ブランドについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

三井住友VISAデビュープラスカード
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このカードの最大の魅力は、26歳になると自動的にゴールドカードにランクアップすることです。
通常カードと比較した際のゴールドカードのメリットは以下の通り。
- 高い経済力の証になる
- 空港ラウンジが利用できるようになる
- 保険の補償額が上がる
20代は年収が低く経済力が低いためゴールドカードの審査に合格するのは難しいです。
しかし、三井住友デビュープラスカードを保有していれば、26歳を迎えさえすればゴールドカードを手にすることができます。
三井住友デビュープラスカードは若いうちからゴールドカードが欲しい方におすすめ。
ゴールドカードについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

三井住友デビュープラスカードのデメリットは海外旅行保険が付帯していにない点です。
そのため、渡航先の病院を利用すると、保険が適用されないため高額な医療費を請求されます。
このカードを使う人は、海外に行く際、別途保険を契約する必要があります。
一方で、保険が付帯したクレジットカードを持っていれば、必ずしも新たに保険に加入する必要がなくなります。
頻繁に海外に渡航する方の場合、海外旅行保険が付帯したカードを選ぶことをおすすめします。
クレジットカードの海外旅行保険について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

学生専用JALカード navi
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・普通カードの年会費は2,000円(税別)
JALカード naviは、カード利用によりJAL航空券で使える「JALマイル」が貯まるクレジットカードです。
JAL利用時に以下のマイルが追加で加算されます。
- ボーナスマイル
- ツアープレミアム(区間マイルが貯まる)
また、国際ブランド『VISA』『Mastercard』は、海外のほとんどの店で使うことができます。
更に、海外旅行保険が付帯しているため、希望する補償額によっては、別途保険に加入する必要もありません。
獲得ポイント量、使用可能な店舗数、保険の3点から、JALカード naviは海外利用に適したカードと言えます。
楽天カード アカデミー
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知名度抜群「楽天カード」の学生カードです。
楽天系列店でポイント3倍になるため、楽天系列店で頻繁に買い物する方におすすめ。
また、楽天カード アカデミーの国際ブランド『VISA』は世界中で利用できる上に、海外旅行保険も付帯しているため、海外で使い易いカードと言えます。
ステータスアップに適した学生向けクレジットカード
クレジットカードは単なる支払い手段の一つであるだけでなく、自分の経済力を示すものでもあります。
ステータスの高いクレジットカードほど、自分の経済力が大きいことを示します。
ステータス目的でクレジットカードを作りたい方は、高ステータスカードを作るべきです。
しかし、大学生は安定した収入があるわけではないため、高ステータスカードは作れません。
そのため、現在大学生で将来的に高ステータスカードを手にしたい方は、カード利用実績によってステータスがランクアップするクレジットカードをおすすめします。
これらのカードを発行すれば、カード発行段階では通常カードでも、社会人になって安定した収入を得たり、カード会社から認められるようになったりすれば、高ステータスカードを手にすることができます。
学生向けクレジットカードの中で、将来的にランクアップが期待できるカードは以下の通り。
- JCB CARD W
- JCB CARD EXTAGE
- 三井住友VISAデビュープラスカード
これらのカードの詳しい情報を、以下で解説していきます。
JCB CARD W
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JCB CARD Wは国際ブレンド会社である「JCB」が発行しているクレジットカードです。
JCBのクレジットカードは、カード利用実績によって、カードがグレードアップしていきます。
基本的にカードは以下のようにグレードが上がっていきます。
- JCB CARD W
- JCBゴールド
- JCBプラチナ
- JCBブラック
JCB CARD Wはステータスアップが期待できるだけでなく還元率も高いため、大学生には最もおすすめしています。
JCB CARD EXTAGE
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JCB CARD R同様、カード利用実績によって、以下の順にグレードが上がっていきます。
- JCB CARD EXTAGE
- JCBゴールド
- JCBプラチナ
- JCBブラック
JCB CARD Rとは以下の点が異なります。
JCB CARD R | JCB CARD EXTAGE | |
申込条件 | 39歳まで | 29歳まで |
還元率 | 1.0% | 0.75% |
カードフェイス | – | – |
基本的には還元率が高い「JCB CARD R」をおすすめします。
ただし、デザイン的には「JCB CARD EXTAGE」が人気のため、見た目重視の方はこちらを選ぶと良いでしょう。
三井住友VISAデビュープラスカード
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このカードを保有していれば、年齢を積むことにより、以下の順にグレードが上がります。
- 26歳⇒三井住友プライムゴールドカード
- 30歳⇒三井住友ゴールドカード
更にカード利用実績によって、以下の順にグレードが上がります。
- 三井住友ゴールドカード
- 三井住友プラチナカード
グレードアップ後のゴールド・プラチナカードの機能はJCBの方が優れています。


年齢さえ上がればグレードが上がる分、ステータスアップのハードルが低いため、若いうちからゴールドカードを手にしたい方におすすめです。