プラチナカードはゴールドカードよりもステータスがワンランク上のカードです。
- ステータス:プラチナカード>ゴールドカード>一般カード
ゴールドカードよりもさらに優れたサービスを受けられます。
しかし、そもそもプラチナカードを入手することでどういったメリットがあるのか、各カードで何が違うのか知らない方が多いと思います。
この記事では、プラチナカードならではのメリット、選ぶ際の基準、おすすめカードを中心に紹介します。
プラチナカードのメリット
プラチナカードのメリットは
- ゴールドカードにはないサービスを受けられること
- ゴールドカードのサービスの上位版が受けられること
といえます。
非常に大雑把ですが、ゴールドカードとプラチナカードの違いを以下の表にまとめました。
ゴールドカード | プラチナカード | |
年会費 | 10000円~20000円 | 20000円~50000円 |
空港ラウンジ | 国内:利用可 海外:利用不可 |
国内:利用可 海外:利用可 |
コンシェルジュサービス | 無 | 有 |
ホテル・レストラン宿泊優待 | 有 | 有 (ゴールドより豪華) |
保険補償額 | 低 | 高 |
当然ながら、各カードによりサービス内容は大きく異なるため、全てのカードが上記表に当てはまるわけではありません。
ただし、プラチナカードを作るかどうかの大まかな目安にはなると思います。
多くの方にとって焦点となるのは、プラチナカードならではの豪華なサービスに対して高い年会費を払えるかどうかというところでしょう。
プラチナカードのサービス一つ一つは数万円以上の価値があるため、各サービスに価値を感じる方はプラチナカードを作る意味はあります。
ただし、基本的に飛行機を使わない方にとっては、プラチナカードの醍醐味であるラウンジ・コンシェルジュサービスをほとんど使わないことになるため、年会費を無駄に感じるかもしれません。
プラチナカードを選ぶ際の基準
多くのプラチナカードにおいて、以下のサービスは共通しています。
国内空港ラウンジ | プラチナカードは国内の主要31空港のラウンジをほとんど網羅してる。どのカードも回数制限無・無料で利用できる。 |
海外空港ラウンジ | 海外空港ラウンジを利用できるサービスは、『プライオリティパス』『ラウンジキー』『ダイナースクラブ』の3つ。ほぼ全てのプラチナカードはいずれかを無料で利用できる。 |
コンシェルジュサービス | 秘書サービスのこと。ホテル・レストランの予約、海外旅行先の情報の案内、病気やケガなど緊急時の手配をしてくれる。 |
保険 | 一般カードを遥かに超えた高額な補償を受けられる。保険対象も広く、自分の家族も対象となることが多い。 |
上記サービスは注目されがちですが、各カードで内容がほとんど同じなため、選ぶ際の基準としては適しません。
プラチナカードを選ぶ際は以下の項目を重点的に確認しましょう。
- 年会費
- ステータス
- ホテル優待
- レストラン優待
- ゴルフ優待
- (ポイント優待)
特に差が出るのは『年会費』『ステータス』です。
この2つは近い関係があり、年会費が高ければ高ステータスですし、年会費が低ければ低ステータスです。
よって、ステータス性に興味がない方は、年会費が低いカードを選んで空港ラウンジ・コンシェルジュサービスを存分に利用しましょう。
逆にステータスが高く周りに一目置かれるカードを持ちたい方は、年会費が高いカードを選びましょう。
当記事では、ステータス別にクレジットカードを紹介します。
ちなみに上記項目の内、『ポイント優待』のみ()付にしているのは、当サイトでは重要性が低いと考えているからです。
なぜならば、プラチナカードは年会費が高すぎるので、ポイントが多少優遇された程度だとほとんど影響がないからです。
年会費を節約したい方は、ポイントがたくさんもらえるカードを選ぶよりも、出来るだけ年会費が低いカードを選びましょう。
高ステータスのプラチナカード
高ステータスのクレジットカードとは、プロパーカードのことです。
プロパーカードとは…
国際ブランド(JCB,AMEX,Dinersなど)が発行するクレジットカードのこと。プロパーカード以外のクレジットカードのことを提携カードという。提携カードはカード会社が国際ブランドと協力してクレジットカードを発行している。
プロパーカードであるプラチナカードは以下の通り。
- JCBプラチナ
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
各カードの詳細を解説します。
JCBプラチナ
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国際ブランド『JCB』のプラチナカードです。
低年会費でありながら
- 海外空港ラウンジ無料利用
- コンシェルジュサービス
- 高ステータス
とプラチナカードの魅力を全て備えているのが特徴です。
ホテル・グルメ優待も他プラチナカードと同レベルであり、コスパの良いプラチナカードと言えます。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
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国際ブランド『AMEX』のプラチナカードです。
メタル素材の高級感あふれるデザインとなっており、ステータス性の高さは一目瞭然です。
年会費は13万円と高額ですが、カード本体の見た目は明らかに他カードを圧倒しているため、ステータスを重視する方におすすめ。
また、宿泊関係の優待が優れており
- 毎年契約を継続すると、高級ホテルの無料ペア宿泊券がもらえる
- チェックイン・アウト時間変更
- 部屋アップグレード
- 通常は年間登録料が必要なホテルグループの上級メンバーシップへの無条件登録
などの特典があります。
プラチナカード一覧
プロパーカードを除いたプラチナカードを、その特徴と共に以下に一覧にしました。
カード名 | 年会費 (税別) |
特徴 |
TRUST CLUBプラチナマスターカード おすすめ |
3000円 | 低年会費 |
Orico Card THE PLATINUM | 18519円 | ネットショッピングに強い |
MUFGカード・プラチナ・AMEX・カード おすすめ |
20000円 | 低年会費+サービス充実 |
セゾン・プラチナ・AMEX・カード | 20000円 | 優待のみ、ネット申込不可 |
ジャックスカードプラチナ | 20000円 | ジャックス系で最高ステータス |
セゾンプラチナ・ビジネス・AMEX・カード | 20000円 | – |
ミライノカードPLATINUM | 25000円 | 獲得ポイントの現金化可能 |
エポスプラチナカード おすすめ |
27778円 | ポイント優待充実 |
セディナプラチナカード | 30000円 | – |
JAL・JCBカード プラチナ | 31000円 | JALマイルが貯まる |
JAL・AMEX・カード プラチナ おすすめ |
31000円 | 高還元率+JALマイルが貯まる |
TRUST CLUB プラチナカード | 35000円 | – |
デルタスカイマイル TRUST CLUB プラチナ VISAカード |
40000円 | – |
Mileage Plusダイナースクラブファースト | 43000円 | – |
三井住友プラチナカード おすすめ |
50000円 | 三井住友の高ステータスカード |
ANA JCBカード プレミアム | 70000円 | 高年会費+ANAマイルが貯まる |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 80000円 | 高年会費+ANAマイルが貯まる |
これらのカードの中で、当サイトでおすすめする5カードについて詳しく解説していきます。
TRUST CLUB プラチナマスターカード
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どれほど安いプラチナカードでも年会費1万円以上が普通ですが、このカードは年会費がたったの3000円です。
「3000円のプラチナカードってどうなの?」
と感じる方もいるかもしれませんが、よっぽどのクレジットカード好きでなければ、カードの年会費まで知らないので問題ありません。
サービス面はやはり他プラチナカードよりは劣り、ゴールドカードに近い内容となっています。
ちなみに、ゴールドカードでも年会費3000円よりも低いカードはないため、そういう意味でもお得なカードと言えます。
プラチナカードの2大サービスである『海外空港ラウンジ』『コンシェルジュサービス』も使えないため、サービス重視の方には他カードを探しましょう。
MUFGカード・プラチナ・AMEX・カード
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プラチナカードの中では低年会費でありながら
- 海外空港ラウンジ
- コンシェルジュサービス
- ホテル優待
が揃っています。
特に『Relux for Platinum』という宿泊予約サービスが優れており、国内のどの宿泊サイトで予約するよりもお得に宿泊できる上に、宿泊料金が7%割引されます。
また一風変わったサービスとして、24時間健康・介護相談サービスがあります。
相談だけでなく医療機関の紹介や介護保険申請代行も無料で行ってくれるため、興味がある方は活用してみてください。
エポスプラチナカード
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エポスプラチナカードは、プラチナカードには珍しくポイント優待が優れています。
年間ボーナスポイントは、1年に1回カード利用額に応じてポイントを獲得できるサービスです。
年間カード利用額と獲得ポイントの関係は以下の通り。
年間カード利用額 | 獲得ポイント (1ポイント=1円相当) |
100万 | 20,000ポイント |
200万 | 30,000ポイント |
300万 | 40,000ポイント |
500万 | 50,000ポイント |
700万 | 60,000ポイント |
900万 | 70,000ポイント |
1,100万 | 80,000ポイント |
1,300万 | 90,000ポイント |
1,500万 | 100,000ポイント |
年200万円以上カードを利用すれば、このポイントだけで年会費を回収できます。
また、よく使うお店を登録すると、そのお店でのポイントが3倍になります。
以上の充実したポイント優待から、エポスプラチナカードは節約目的の方におすすめです。
JAL・AMEX・カード・プラチナ
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マイル獲得に特化したプラチナカードです。
通常のカード利用でも100円につき2マイル(2円相当)貯まるため、還元率は高いです。
他にもマイルを獲得できるクレジットカードは多くありますが、このカードの還元率が一歩抜きん出ています。
これに加えて、以下のフライトボーナスマイルを獲得できます。
獲得マイル数 | 詳細 | |
入会搭乗ボーナス | 5000マイル | 入会後初めての搭乗時に獲得 |
毎年初回搭乗ボーナス | 2000マイル | 毎年最初の搭乗時に獲得 |
搭乗ごとのボーナス | フライトマイル+25%UP | 搭乗ごとに獲得 |
ポイント獲得率のみを考慮すると、クレジットカード全体で考えてもトップクラスなので、飛行機を利用する方にはこのカードを強くおすすめします。
三井住友プラチナカード
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クレジットカードとして名が通っている「三井住友」のプラチナカードであり、文句なしの高ステータスカードです。
ホテル・グルメ・ゴルフといった通常のプラチナカードの優待に加えて、以下の優待が特徴的です。
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン:待ち時間短縮が可能なパス配布、ラウンジ
- 宝塚歌劇:SS席を優先販売
これといった特徴が少ない割に年会費が高いのが欠点ですが、ステータスを重視する方にはおすすめです。
プラチナカードの入手方法・入手難易度
プラチナカードの申込方法は以下の2種類。
- インターネット申込
- 下位カードからのインビテーション
ほとんどのプラチナカードはインターネット申込が可能です。
よって、プラチナカードが欲しい方は、条件さえ満たしていればインターネットで申込できます。
当然、審査に合格しなければカードを手にすることはできません。
下位カードからのインビテーションでプラチナカードを発行することもできます。
プラチナカードから見た下位カードとは、ゴールド以下のカードのことです。
下位カードを持っていれば確実に作れるわけではなく、認められた会員のみインビテーションが届きます。
認められるためには、長期間一定金額以上のカード利用が必要となります。
インビテーションが届くということはカード会社から認められたことになるので、インターネット申込とは違い、審査に合格する確率は高いです。
プラチナカードの審査に合格する自信がない方は、ゴールドカードもしくは一般カードからの申込をおすすめします。

ネット申込におけるプラチナカード審査合格基準
クレジットカードの審査合格基準はブラックボックスのため、明確に知ることはできません。
ただし、口コミから判断すると、プラチナカードの審査合格基準はおよそ以下のラインとなります。
- 年齢:30歳以上
- 安定した継続収入が5年以上ある
- 年収:400万円以上
- 過去数年間、借金滞納経験無
これらの条件を満たしていない方は、ゴールドカード・一般カードから始めて、インビテーションを待つ方が良いでしょう。